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マイナンバー制度を考える

制度の導入で私たちの暮らしの何が変わる・・・メリットは?デメリットは?プライバシーは大丈夫?様々な側面から考えます

アメリカでは深刻な「成りすまし」被害の状況

個人への影響や対応など

アメリカをモデルにした日本のマイナンバー制

他国で採用している番号制度にはいろいろな事例があり、大別すると下記の三例になります。

  • セパレート・モデル
    分野別に異なる番号を限定利用する方式【ドイツ】
  • セクトラル・モデル
    秘匿の汎用番号から第三者期間を介在させて分野別限定番号を生成・付番し各分野で利用【オーストリア
  • フラット・モデル
    一般に公開された形で共通番号を官民幅広い分野へ汎用する方式【アメリカ、スウェーデン、韓国】

日本のマイナンバー制はアメリカをモデルにしたといわれています。

深刻な成りすましの被害状況

アメリカでの導入は1936年と古く、呼称は「社会保障番号(SSN=Social Security Number)」と呼ぶそうです。実はこのSSNの制度、アメリカでは大きな社会問題となっており、この番号を使っての「なりすまし犯罪」が横行しているそうです。

mynumberseido.hatenadiary.jp

SSNのヤミ売買、垂れ流し、犯罪者の手に渡るなどが横行しており、
 国外へ派遣された軍人が、任務を終えて故郷へ帰ると、何者かにSSNを使われて信用口座を開設され多額の焦げ付きがあった。
そればかりか、信用情報機関ブラックリストに登録されてしまって新規にクレジットカードも作れない状況に。

患者が医療機関で呈示したSSNを職員が盗用、成りすまし犯に悪用される。

他人のSSNを悪用した成りすましの不正申告。

ローン地獄に陥っている親がわが子のSSNで信用口座を開設し焦げ付かせ、その子が青年に達して銀行口座を開設しようとしたときにはじめて自分のSSNが信用情報機関ブラックリストに登録されていることを知ったという事例、等々

深刻さを増すばかりのアメリカにおける「社会保障番号(SSN=Social Security Number)」の状況であるが、実に深刻な様相を呈しており2006年~2008年の間の成りすましによる犯罪犠牲者が1億170万件、成りすまし犯罪による被害総額は年平均500億ドル(連邦取引委員会)とのこと。いやはや空恐ろしい数字でもあります。

抜本的な対策、見出せないアメリカ

このようなアメリカの惨状なのだが、抜本的対策はなかなか見出せない状況のようで、例えばアメリカ・国防総省では、セキュリティの観点からSSNの番号使用を中止しあらたな11桁の「国防総省本人確認番号」の使用に切り替える策を実施したとのこと。このような状況を聞かされると、日本では「ホントに大丈夫でしょうか?」ということになります。

共通番号制度のカラクリ―マイナンバーで公平・公正な社会になるのか?

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 海外での番号制度の事例紹介も含め、今回、導入されるマイナンバー制を批判的に分析しています。社会インフラとして、本当に必要で便利なものかを考える際に参考となる書籍です。