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マイナンバー制度を考える

制度の導入で私たちの暮らしの何が変わる・・・メリットは?デメリットは?プライバシーは大丈夫?様々な側面から考えます

韓国における住民登録番号制度の現状について

前回のエントリーで紹介した「フラットモデル」といわれるもの。

韓国における住民登録番号制度は・・・

  • 国内に暮す一人ひとりに固有の識別番号をふり
  • 識別番号にもとづいて政府と民間が個人情報を共有し
  • 番号取り扱いの際の証明書として識別カードを持ち歩く

・・・ という点で、日本の制度にかなり似通っている

大規模な情報流出を経験している韓国社会

不幸なことに韓国ではこれらの情報の大量流失が止まらない現状のようです。
2008年から20011年11月までに計1億1977万人の個人情報の流失を見たというのです。
韓国の人口は5000万人なのに、なぜこんな数字?と思われた方も多いでしょう。なぜなら、複数回の流失に遭遇してるからです。
流失元は、「インタネットオークション会社」、「石油会社」、「検索サイト」だったりと私企業からの流失が殆どのようです。

韓国では全ての行政機関と多くの民間団体が、識別番号(13桁)を基礎として保有しています。そしてこの番号をマスターキーナンバーとして、運転免許証/パスポートの取得、銀行口座の開設、クレジットカードの作成、各種保険への加入等々、本人確認の必要な生活シーンでこの「住民登録番号」を使い、「住民登録証」の携行が必須に近い状況のようです。 当然ながら、この「住民登録番号」さえ手に入れると、「成りすまし」にすぐに結びついてしまい・・・ 「銀行口座開設」、「不動産取引」、「クレジットカード詐欺」等々の成りすましが多く発覚したようです。

また02年04月には、警察庁が精神科通院記録者リストを国民健康保険管理公団から手に入れて、運転免許の適性検査を受けるようにという目的外使用があったり、病歴を知った家族や上司から本人が離婚や離職を求められるという事件もあったようです。

紐つけされた情報が流失するとプライバシーは丸裸です

韓国の事例が示すように、ひとたび識別番号と個人情報が結びついた途端に大変な事態を招来してしまうことを物語っています。
日本で全く起こりえない保証はだれにも出来ないでしょう・・・

共通番号制度のカラクリ―マイナンバーで公平・公正な社会になるのか?

共通番号制度のカラクリ―マイナンバーで公平・公正な社会になるのか?

 

 上記の書籍では、本年10月より開始される「マイナンバー制」の分析とその問題点や諸外国の番号制のあらましが実例と共に掲載されています。