マイナンバー制度を考える

制度の導入で私たちの暮らしの何が変わる・・・メリットは?デメリットは?プライバシーは大丈夫?様々な側面から考えます

オーストリアの番号制度の事例

国民への付番には今のところ3つのモデルがあるとされている。

  • セパレート・モデル
    分野別に異なる番号を限定利用する方式
  • セクトラル・モデル
    秘匿の汎用番号から第三者期間を介在させて分野別限定番号を生成・付番し各分野で利用
  • フラット・モデル
    一般に公開された形で共通番号を官民幅広い分野へ汎用する方式

オーストリアで採用されているのは、これらのうち2番目のセクトラル・モデルが該当します
市民カードを用いた電子申請では、分野別に異なるssPIN(sector specific Personal Identification Number)と呼ばれる番号が用いられる。異なるssPINを用いる分野としては、2013年現在、労働、統計、教育研究等、26の分野が定められている。個人情報の横断的なリンケージに歯止めをかけることにより、個々人のトータルな個人情報を国家がマスターキーを使って直接掌握できないようにして、プライバシーを保護しようとするものであり、且つ、番号漏洩時の被害を最小にすることが狙いだ。

ここで言う市民カードとは、基本個人情報を搭載しかつ「ソースPIN(秘匿の汎用番号)」の格納が可能で、電子認証・電子署名機能を有していることや、一定のデータ安全基準を充たしていることが要件となっているようだ。
このICカードについては、あくまで電子行政サービスを利用したい国民だけが搭載すれば良いと言うシステムのようだ。リスクを最低限に抑え、あくまで自発的な精神を尊重した体系となっている。

このセクトラルモデルについては、マイナンバーの発案をした民主党政権時に、導入検討がなされてもいたのです。 今度のマイナンバー制におていは、医療分野に限りこのセクトラルモデルを参考にした制度設計が検討されているようです。

共通番号の危険な使われ方―マイナンバー制度の隠された本質を暴く

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マイナンバー制の運用のリスクが取り扱われています。意識しなければ、一見日々の暮しには何の支障も無いようなマイナンバー制ですが、ひとたびその内実を知ってしまえばどれほどにプライバシー侵害であろうかとか、成りすまし被害に遭遇するのじゃないかとか・・心配になってきます