マイナンバー制度を考える

制度の導入で私たちの暮らしの何が変わる・・・メリットは?デメリットは?プライバシーは大丈夫?様々な側面から考えます

「マイナンバー制度」の真の目的は何処にあるか、改めて考えてみる

はじまります、マイナンバー | 日本証券業協会

平成28年1月1日より、新たに証券会社とお取引されるお客様は、口座開設時にマイナンバー(個人番号・法人番号)を証券会社に提示していただく必要があります。
 また、既にお取引されているお客様も、マイナンバーを証券会社に提示していただく必要があります。
 マイナンバーの提示手続き等については、口座を開設している証券会社・金融機関にお問い合わせください。

このメッセージにより

証券会社の新規の口座開設が急減している。国内大手5社の1月の開設数は昨年12月に比べて半分程度に落ち込んだようだ。

日経新聞2/5付け


投資家の人たちは実に敏感なものである。

銀行の口座への紐付けについては、新規の口座については2018年からとなってはいるが、現在開設中の口座については2021年から義務化の方向のようだ。ただ、口座数は2015年3月末の推定で8億口座あるそうだから、その作業量たるや想像も難しそう。でも、証券会社だけじゃ片手落ちということでヤルでしょう・・・とは大方の予想。

 

確実に増える現金取引?

日銭商売をやっていれば、毎日何万円かを抜いておくという手合いが結構いるらしく、昔のパチンコ屋がそうだったらしい。勿論、これはバレたら脱税となる。

今後は一般の人たちの間にもこの手の「現金主義」が流行るかもしれない。例えば、子どものための教育資金を現金で家庭においておこうという話も現実味が増す訳だ。

 

尤も、この大金を現金保管する習慣は脱税目的ではなくとも、今に始まったことでは無いそうだ。弁護士の紀藤正樹氏によると、

普通の家で1億円近い貴金属や現金が盗まれる事件が地方で発生することがある。

地方に行くと「金融恐慌や第二次世界大戦の戦中戦後の預金封鎖を覚えている」という人がまだいる。だから「多額なお金は絶対に銀行に預けるな」という家訓が残っている・・・
これから起こる「マイナンバー犯罪」 (新書y)

これから起こる「マイナンバー犯罪」 (新書y)

 

 ※上記コメントは『これから起こる「マイナンバー犯罪」』(洋泉社)より引用


こう考えるとマイナンバー制度によって、頑丈な金庫が売れるだろうという予測もいっそう現実味を帯びてくる。ともかく、きっちりとした所得把握が目的のためのマイナンバー制度なのです。

隠すだけのお金のある人にとっては、これからは「枕を高くして眠れない」日々が続きそうでもある。