マイナンバー制度を考える

制度の導入で私たちの暮らしの何が変わる・・・メリットは?デメリットは?プライバシーは大丈夫?様々な側面から考えます

「マイナンバーカード」、誤解や混乱を生む原因は何か?

【結論を先に言えば・・・】
名称は「マイナンバーカード」なのに12桁のマイナンバーは使わない・・・。

この事が混乱の一因でしょう。

例えば、年初に発表のあった「ポイントカードとしての活用」も「カードに搭載の機能を使うだけで」、12桁の「マイナンバー」は使用しません。

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  「ポイントカード」としての活用については、具体的な構想が4月に発表されるでしょうから、それまでは上記のエントリーをご参照ください。

マイキーとはなに?

具体的には下記の図をご参照ください。

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上記写真にあるICチップの役割は大きく、この部分に一般企業が利用できる機能が搭載されているからです。

公的個人認証サービス」(JPKI)と、ICチップの空き領域の部分である。総務省は、これを「マイキー部分」と読んでいます。図書館の貸し出しカードやポイントカード構想等々、今後もこの領域の利用が促進されていくことになるでしょう。

 

IDとPWを使わない「個人認証が可能」となる

 企業が公的個人認証を使うメリットは二つあります。

一つは、電子証明書と「暗証番号(PIN)」の組み合わせで、従来のIDとパスワードの組み合わせよりも高い情報セキュリティでサービスを提供できることになるからです。 
「カードを所持している事実」と入力してもらった「PIN」(暗証)によって本人だと確認となり、非対面であってもなりすましのリスクを格段に抑えられる訳です。また、電子署名は実印相当の信用度とも位置づけられています。

もう一つは、顧客の最新情報が確認できる可能になることです。
本人が自治体に住所変更の届け出を行うと、企業は電子証明書を発行する地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から異動の有無に関する情報(失効確認)を受け取るシステムになっています。

この機能によって例えば、電子署名を使ってネット銀行で口座開設を申し込むと、J-LISによって電子証明書の有効性が確認され、申込者の正確な氏名・住所が把握できる、と言う訳です。

 

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とても便利そう!でも、ねムニャムニャ・・・

総務省はこの「マイナンバーカード」の普及を図ろうと注力しており、2018年には8700万枚の普及を目指している。ただ、この数字の実現のハードルは高い。

  • ICチップの読み取りは、現状では「カードリーダライター」の必要がある
  • 日常的に持ち歩く必要のある機能、例えば「ポイント機能」付加の場合

ハード部分のハードルについてのみ言えば、スマートフォンでの読み取り機能の開発進行中とのこともあり、この部分のネックは解消される可能性が高いようです。

ただ、持ち歩く機会や頻度が多ければ多くなるほど、「うっかりの紛失」の可能性も増える。将来的(2020年の計画)には「健康保険証」の機能付加も具体的な日程が示されています。こうなると、私たちにとって実に大事な「マイナンバーカード」と言うことになります。

このままだと、マイナンバー制度への賛否とは関係なく「マイナンバーカード」を持たざるを得ないような流れになりつつありますが・・・

さて、現政権の好きな言葉「精度への理解が進みさえすれば・・・」と言うことで、多大な普及につながるのでしょうか?
今後も動向を眺めていきたいと考えています。